私たちの周りには、さまざまなストレスがありますが、
それらが害になるのか、それとも、ならないのかは、
受け止める人の性格や考え方、生まれ育った環境などによって異なってきます。

 

性格というのは、
約半分は、遺伝的に持っている、ある程度決められた性質と、
残りの半分は、育ってきた環境の影響を受けて形成された性質と、
この2つによって大部分が決まっているといえるでしょう。

 

ですので、本人の努力によって性格を変えようとしても
なかなか自分の意思では変えられるものではありません。

 

遺伝的な面と環境的な面によって、性格の基盤はガッチリと形作られ、
自分の努力で変えられる部分というのは、あまり多くはありません。

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よって、ストレスに対する受け止め方というのも、
自分ではなかなか変える事は出来ません。

 

例えば、同じくらいのストレスを受けたとしても
ある人にとっては大きな負荷となって、心を苦しめるものであっても、
別の人にとっては、ほとんど気にならない、ということも十分に有り得ます。

 

うつ病になりやすい人は、
こうしたストレスを真正面から受けてしまう性格でもあります。

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ですので、ストレスを受けやすい人、うつ病になりやすい人は、
自分の性格をよく把握して、
自分の考え方や行動パターンをよく認識しておく必要があります。

 

ストレスを受けた時に、どのような反応を起こしてしまうのか、
その時々の自分の心と体の反応パターンを知って、
ストレスを真正面から受けずに、受け流すことができるように、
自分の考え方を少しずつ軌道修正する必要があります。