外気温が急に下がって、寒さを感じると、
体にとっては、これもストレスです。

 

その信号をすぐに体が感じとって、冷えた体を温める為に、
体を震わして血液の流れを活発にしようとしますし、
筋肉を痙攣させて体温を上昇させようとします。

 

これが、ストレスとそれに対抗しようとする体の反応の関係です。

 

ストレスは人間が活動する為には欠かせないものです。

 

しかしそれも、その人の許容範囲内でのことです。

 

限界を超えたストレスには、心も体も対抗できなくなり、
心身が破壊されてしまう危険性があります。

 

例えば、ランニングやジョギングは、健康に良いとされています。

 

しかし走るという行為は、体に負担をかける、
つまり、ストレスをかける行為でもあります。

 

にも関わらず、それが健康に良いとされているのは、
適度の運動であるからです。

 

適度な負担やストレスを筋肉や骨にかける事によって
体内の組織が活性化し、より筋肉や骨が丈夫になって
バランスの良い健康状態が維持できるようになります。

 

しかし、走り過ぎたり、無理をして走り続けた場合、
それは有害なストレスに変わってしまいます。

 

マラソン選手などは、過度なストレスを心と体にかけ続けています。
確かに人並み以上の身体能力を持っていますが、
だからといって健康的であるとはいえませんね。

 

限界を超えたトレーニングを続けた結果、
故障に悩まされ、身も心もボロボロの選手もたくさんいます。

 

私たちが行うジョギングなどは、競い合うものではないので、
ストレスを感じたらスピードを落とせばいいし、
適度の休憩を入れながら走る、ということをすれば良いわけです。

 

自分にとって適度なストレスとはどの程度なのか、
許容量はどのくらいなのか、
自分で判断できるようにしておきたいですね。