過度なストレスや慢性的なストレスを受けた場合、
身体的にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

 

人によりどのような器官に悪影響を与えるかは、異なってきますが、
例えば、胃に負荷がかかると胃潰瘍、
気管支に負荷がかかると気管支喘息になります。

 

これらの疾患は、その発症や経過に精神的な問題が大きく関与している為、
心身症として考える事ができます。

 

この心身症が、脳という器官で発症するのがうつ病です。
いわゆる、脳が胃潰瘍を起こした状態ともいえるでしょう。

 

身体のどこに現われるかは、その人のもっとも弱い部分になります。

 

そして、うつ病として現われた場合、
ストレスが要因であることが明らかであったとしても、
ひとまず治療としては、抗うつ薬などを服用し、
不調を軽減させる事になります。

 

しかし、これは対症療法といわれるもので、
表面的な症状の緩和を目的としています。

 

ですので、こうした対症療法ばかりをやっていても
根本的な解決にはなりません。

 

心身症とは、ストレス要因に対しての反応により、
その人の最も弱い部分に症状が現われる病気です。

 

それが呼吸器であれば喘息、消化器であれば胃潰瘍、
そして、脳であればうつ病となります。

 

つまり、どれもストレスに対する身体的な反応として
表面に出た結果に過ぎません。

 

ですので、その結果に対して、
いくら治療を施しても本当の解決にはなりません。

 

根本的なストレスの原因を究明し、その部分に対して正しく対処、
もしくは、ストレス要因自体の除去が必要になってきます。

 

プチ認知療法
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