ストレスの多い現代社会では不眠症を訴える人が多いです。
不眠症というのは、その人の心の中に不安感や不満、悲しみなどが
蓄積して起きる症状です。
ですので、不眠症を治す一番の方法は、
そうした心の中にある不安感などを解消することです。
しかし、仕事や人間関係での不安感だった場合は、
なかなか自分ひとりの力では解決できずに、
不眠症を引きずって生活することになります。
中には、睡眠薬を使って寝るようにしている人もいますが、
これはあまり良い方法とはいえません。
どうしてかというと、
睡眠薬というのは、使い続けると徐々に習慣化してしまい、
同じ量では効かなくなってきます。
また、睡眠薬にも副作用があります。
例えば、軽いものでは動悸や便秘、吐き気などがありますし、
飲み続けると、記憶障害を引き起こしたり、
睡眠薬依存症になってしまうこともあります。
それから、そうした薬を使った強制的な睡眠というのは、
体のリズムと合っていないために、疲労を十分に回復させてくれません。
そうなると、ますます疲れがたまってしまい、
それを睡眠薬を使って、無理矢理寝て回復させようとするので、
ますます睡眠薬の常習性が強くなっていきます。
薬を使わないで不眠症を解消するには、
まず生活のリズムを整える事が重要です。
まずは朝、毎日同じ時間に起きて、必ず朝食を摂るようにしましょう。
そして、適度な運動をすることです。
単純に考えて、人間は疲れるから眠るわけです。
不眠症で悩んでいる人は、運動不足の人が圧倒的に多いといわれています。
適度な運動は体のリズムにメリハリをつけるので、
夜になると自然に眠くなるようになっていきます。
やはり薬に頼らずに、生活習慣の改善から治すのが健康的で良いですね。