うつ病のカウンセリングとは、どんなことをするのか、
不安に思う人もいるでしょう。

 

カウンセリングとは、自分でも気づく事ができなかった
心の軋轢(あつれき)や葛藤を、徐々に明らかにしながら、
解きほぐしていくことです。

 

患者さん本人が問題を解決することを目的としており、
精神科医やカウンセラーは、そのお手伝いをしている、という事です。

 

カウンセリングで、本当の自分自身の心に気づいていきます。
その過程で苦しみの元を見つけ出し、
それを取り除いていく方法を探っていきます。

 

カウンセリングを通して、患者さんとカウンセラーが心を交流させ、
文字通り心の通い合う会話をするようになっていきます。

 

このような経過を経て、徐々にうつから抜け出し、
心の元気を取り戻していきます。

 

これが最も一般的に行われているカウンセリングによるうつ病の治療法です。

 

こうしたカウンセリングでうつ病が治ると、
その後うつ病を誘発した状況と同じ場面に遭遇したとしても、
以前のように苦しんだり悩んだりしなくなります。

 

なぜかというと、カウンセリングにより、
そうした状況を受け止める自分自身のスタンスが変わったからです。