うつ病の原因はセロトニン不足であることが分かってからは、
うつ病の治療法は、抗うつ剤の投与が中心になっています。

 

抗うつ剤には、幾つかの種類がありますが、
どれがどのうつに効くかは、ケースバイケースです

 

精神科医も、患者さんに最適と思われる抗うつ剤を処方し、
様子を見ながら適合度合いを判断して、治療を進めていくことになります。

 

その他には、うつ病になりやすい性格や発想、価値観などがありますので、
これをカウンセリングを通して、少しずつ治していきます。

 

「性格は変えることなんてできない」と思っている方が多いと思いますが、
性格を変えるのではなくて、ものの考え方を変えるということです。

 

ものの考え方には人それぞれ癖がありますので、
その癖を治すように訓練すると、まるで人が変ったように
考え方や価値観を修正する事もできます。

 

また、内因性うつ病と反応性うつ病、内因性うつ病プラス反応性うつ病とで、
特に治療法が異なるわけではありません。

 

ただ、どちらかというと、
内因性の場合は、抗うつ剤が治療法のメインになります。
反応性うつ病の場合は、カウンセリングでうつの原因となった
ストレスの正体を明らかにして、
できるだけ、その原因の除去に努める事になります。