精神科に行ってうつ病と診断されると、
「こんな病気になった自分が情けない」
「心をしっかり持っていたら、うつ病にならなかったのでは」
と自分を責めてしまうケースがありますが、
その考え方は間違っています。
うつ病になったからといって、決して情けなく感じる必要はないですし、
これ以上しっかりする必要もありません。
うつ病というのは、自分の限界ギリギリまで頑張り続けた結果として
なってしまう病気ですので、自分を卑下する必要は全くありません。
おそらくうつ病になる前のあなたは、他の人から見ると、
「よくあんなに働くことができるなぁ」
「周りに対して凄く気の利く人だなぁ」
と思われていたことでしょう。
そして、そうした頑張りに対して、
「もうこれ以上ストレスを溜めないで下さい」
と心が反応している状態だと認識しましょう。
ですので、自分を責めることはお門違いで何の意味もありません。
たっぷりと休養をとって心身の疲れを癒しながら
回復を待つようにしましょう。
その際の心構えとしては、
- 自分はうつ病だと認識して頑張らない事
- そのうち治ると気軽に待つ事
- 自分を責めない事
- 仕事や家事はできるだけ避けて睡眠と休養を十分にとる事
これらのことを意識するようにして、心が元気になるまで
ゆっくりダラダラと過ごしましょう。
どうしてもうつ病になってしまう人というのは、
休む事に罪悪感を持ってしまうケースが多いですが、
うつ病患者さんにとっては、休む事が仕事のようなものです。
心が元気になるまでは、ストレスをなるべく受けず、
そして、焦らずに自分の体勢を立て直すようにしましょう。