うつ病から復職した後の勤務形態としては、
徐々に勤務時間を増やし、段階的に負荷を増やしていく事が
職場環境においては注意すべきポイントです。

 

そうなっていくと、本人にも当然、肉体的、精神的に
疲労が溜まっていくことになります。

 

ですので、本人が気をつけるべき点は、
週末にはきちんと体を休める、ということです。

 

復職し、勤務をはじめると、休業中に比べて活動量が一気に増え、
疲労の度合いが増していきます。

 

したがって、休日には外出やイベントを控える事はもちろんの事、
復職まで運動を続けていたならば、そうした事も一旦止めて、
月曜から金曜までの疲れを週末に癒して、次の週に臨むことが大切です。

 

また、復職直後は、出勤することが精一杯で、
役に立つ仕事はほとんどできない状態かもしれません。

 

そうした状態で出勤をしていると、
同僚や上司が自分の事を批判的に見ているように思ってしまいがちです。

 

そうした周囲の視線が気になり、
まともな仕事もできないのに、出勤してどうするんだ
というように、自分勝手に悪い方へ考えてしまい、
苦しい気持ちになってしまう人もいるかもしれません。

 

これは、自分自身が今の状態をよく分かっており、
その状況を周囲の人に知られたらきっと非難するに違いない、
という投影のメカニズムが働いている為です。

 

復職直後はほとんどの人がこのような状態を経験するでしょう。

 

しかし、復職後3ヶ月ほど経過し、
それなりに役立つ仕事ができるようになると、
こうした心理は自然と消えていくので安心しましょう。