「病は気から」という諺がありますね。
嫌な事や心配事で悩んでばかりいると、
病気にかかりやすくなったり、
病気が進行しやすくなったりするので、
気持ちを明るく持って、余計な心配はしないようにしましょう。
という意味ですね。
人間の心と体は密接に関係していますので、
確かにそのような事はいえるかもしれませんが、
これを間違って解釈してしまうと、
うつ病などの心の病気には悪影響を及ぼしてしまいます。
例えば、
「病気は気持ち次第だから、もっとしっかり気持ちを引き締めて
頑張っていかなければ」
と解釈している人もいるでしょう。
もちろん、そう考える事で体調不良が治まる人もいるでしょうし、
それはそれで間違っていないと思います。
しかし、うつ病になりやすい人は、もともと自分の限界を見極めず、
「もっとがんばらなければ、、、」
と無理を重ねてしまい、心が疲れ果ててしまっているケースが多いです。
そのような人は、上記のように解釈していては、
うつ病の克服には逆効果です。
むしろ、
「病気は気持ち次第だから、ストレスを溜め込まないように
気持ちを楽にしよう」
と解釈する事が大切です。
無理矢理前向きに考える必要はありませんし、
無理矢理積極的になる必要もありません。
自分にあった相応しいやり方で、心の健康を保つようにしましょう