性格的には、真面目で几帳面な人、責任感が強くて完璧主義者、
何事にも一生懸命に取り組む人ほど、うつ病になりやすいといわれています。
このような性格の人は、
・物事を画一的に捉えてしまう
・一方向でしか物事を見ていない
・自分の考えに凝り固まって柔軟な発想が出来ない
という事もいえます。
つまり、仕事でも勉強でも、自分の希望しているように進行してくれないと、
それがストレスとなり、自分の希望との差分を何とか埋めようと、
「もっと自分が頑張らなければいけない」
と自分にムチ打つ傾向にあります。
そして、こうした考えは自分だけではなく、
他人にも向けられる、要求してしまうケースもあります。
しかし、そのような高い要求に応えられる人はあまりいません。
そうなると、うつ病になりやすい人というのは、
相手への不満を言葉に表わすようなことをせずに、
さらに、
「もっと自分が頑張らなければいけない」
と自分自身で抱え込んでしまいます。
このような状態が続くと、不満や疲労やストレスは
日に日に溜まる一方となります。
そして、慢性的なストレスを抱えつつ、その限界を突破してしまうと、
ついにはうつ病を発症してしまうこととなります。
上記のような、感情表現が苦手で、自分が思っていることを
なかなか口に出せないタイプの人は要注意です。
自分の事よりも相手の気持ちを優先させてしまう、
言いたい事があっても対立するのが苦手でつい遠慮してしまう人は、
どうしてもストレスを心の内に溜める傾向にあります。
「もっと自分が頑張らなければいけない」
「自分さえ我慢すればよい」
なんでも自分で背負い込んでしまっては
心身ともに疲弊して、うつ病になってしまう事が少なくありません。