真面目で仕事熱心、責任感や義務感が強い人は
社会人として高く評価されることが多いです。
しかし、ストレスを溜めやすく、うつ病になりやすいという観点では
最も注意すべき性格といえます。
自分の限界を超えるほどに努力しても、
その挙句、ストレスも限界を超えてしまい、
うつ病になってしまっては、家族にも職場の人にも迷惑をかけてしまいます。
そうした頑張り屋の性格を自分の長所として捉えるだけでなく
「自分はストレスを溜めやすいから、うつ病にかかりやすい」
と自覚して、ストレスを意識的にかわす、軽減していく必要があります。
また、自分のことを後回ししにして、相手を優先させるような人も同様です。
周囲の人からは、気配りがある、協調性がある、
と好感を持たれるかもしれませんが、
「自分は人に対して遠慮して言いたいことが言えないから、
ストレスが溜まりやすく、うつ病にかかりやすい」
と認識する事が必要です。
もしも、遠慮して自分のことを後回しにしている事に気がついたら、
時には素直に自分の意見を言ったり、素直に感情表現をしたりして、
ストレスを溜めないようにしていきましょう。
そして、社交的な人でもうつ病になってしまうこともあります。
社交的な人とっても、2つのタイプがあって、
人と話すことが大好きで、誰とでも仲良くなれる、
根っからの人間大好きというタイプと、
表面上だけ相手の調子に合わせて、
自分の感情を抑え、波風立てないようにしているタイプ
に分ける事が出来ます。
この場合、後者の人は、
人付き合いが良くて、見た目は社交家の人のように見えても、
実際は、自分の感情をうまく表現できずに
対人関係のストレスを抱えていることもあります。
どのような性格であっても、
ストレスを溜めやすいという点では一致しています。
自分の性格を正しく分析して、ストレスをコントロールする、
受け流す、軽減するように努力していかなければいけません。