香りに対する感じ方は、人それぞれ個人差があります。
一般的には、アロマテラピーで用いられる香りには
リラックス作用があるものとリフレッシュ作用があるものとに分ける事ができます。
リラックス作用があるものを利用すれば、
気分を落ち着かせ、動悸や息苦しさ、緊張感やストレスを和らげ、
安眠を促してくれます。
また、リフレッシュ作用があるものを利用すれば、
気分を明るくしたり、頭をすっきりさせてくれますので、
目覚めをよくしたり、仕事や勉強などで集中力を高めるのに効果を発揮してくれます。
よって、アロマテラピーは自分の症状にあわせて利用すれば、
うつ病や自律神経失調症などを軽減させる働きも期待できます。
例えば、リラックス作用が期待できるものは
ラベンダー、カモミール、ジャスミン、ローズなどがあります。
今までアロマテラピーをやったことがなくて、
何を選んだら良いのか分からない人は、
安価で比較的クセのない香りのラベンダーが使いやすいと思います。
一般的なアロマテラピーのやり方は、
部屋に香らせて楽しむ芳香浴という方法です。
ロウや電気で温めて香らせる専用のアロマポットなどが市販されていますので、
それを利用すると良いでしょう。
また、そうしたものを利用しなくても、小皿に少量の水を入れて、
その中にアロマオイルを2~3滴たらすだけでも十分に香らす事ができます。
香りは慣れてくると、徐々に弱く感じてしまいますので、
強くなり過ぎないように注意しましょう。
香りというのは、それを意識しなくても、脳には十分に作用しており、
情緒や自律神経などに変化をもたらしてくれます。
夕食後や就寝前のリラックスタイムなどに利用すると良いでしょう。