リラックスをつかさどる副交感神経を優位にする為に、
先の記事では手軽にできる呼吸法を紹介しましたが、
もし時間がとれるようなら、有酸素運動をする事もお勧めです。

 

有酸素運動といっても、自転車やランニングや水泳といった
激しい運動をしなければいけないというわけではありません。

 

簡単な、階段の上り下り、スクワット、ウォーキングなども構いません。
筋肉量が多い太もも(大腿四頭筋)を使う運動が良いでしょう。

 

運動にかける時間としては、ウォーミングアップから
クールダウンまで含めて30分ほどを目安とします。

 

それ以上長くやる必要はありません。
心拍数では最大でも120程度くらいまで持っていくようにすると良いでしょう。

 

ここでいう有酸素運動は、ダイエットとか脂肪燃焼を目的にしているのではなく、
セロトニン系やノルアドレナリン系などの細胞の生成を高める事が目的ですので、
激しさは必要ありません。

 

また、副交感神経を優位にするには、
日常生活において、刺激的な娯楽は避けることも必要です。

 

攻撃性を高めるようなゲームギャンブルのように興奮させる趣味は
できるだけ避けましょう。

 

そして、アルコール、ニコチン、カフェインといった
刺激性のある嗜好品についても、うつ状態のときは控えた方が良いでしょう。