自律神経には交感神経と副交感神経の2種類存在し、
それぞれがバランスよく機能することが必要です。

 

特にうつ病などの場合、ストレスが原因で、
リラックスしたり、安心してくつろぐことができない精神状態になって、
副交感神経が正常に働いていない場合が多いです。

 

副交感神経はリラックスを促す働きをします。
ですので、副交感神経を優位にするには、
なるべくリラックスできる環境を用意して、
刺激を減らしていくことが大切です。

 

その方法の一つとして、呼吸法でリラックスを図るやり方があります。

 

呼吸というのは、自律神経をコントロールする入り口といえますので、
これを整えることで副交感神経が優位になり、精神の安定に寄与します。

 

単なる呼吸といって軽くみることなく、一度試してみる事をお勧めします。
継続的にやっていくと、徐々にコツがつかめてきて、
心を落ち着かせる効果を実感できると思います。

 

呼吸法にはいろいろなものがありますが、
例えば、統合医療の提唱者として有名なアンドリュー・ワイル博士という方が
推奨している「4・7・8呼吸法」というものがあります。

 

これは、4カウント数えながら息を吸い、
次に、息を止めた状態で7カウント数えます。
そして、8カウント数えながら息を吐きます。

 

これを繰り返し行うだけです。

 

カウントするスピードは、なるべく遅い方が良いですが
無理やり遅くする必要はありません。
自分が一番リラックスできると感じれる速さで行うことが大切です。