うつ病の人の中には、不眠症で悩んでいる人も多いです。

 

そこで不眠症の改善には、メラトニンというホルモンが重要であり、
メラトニンを多く出すような生活を送れば、
夜眠れるようになる、と説明しました。

うつ病と不眠症の関係

 

メラトニンというのは、たくさん分泌されると
安眠効果が期待できるのですが、
それ以外にもアンチエイジングの効果もあります。

 

メラトニンは脳の中の松果体という部分から分泌されるホルモンで、
抗酸化物質の一つであり、昼間活動している間に発生してしまった
活性酸素を処理してくれる働きもあります。

 

そのアンチエイジングの効果の高さから、
アメリカではメラトニンがサプリメントとして発売されおり、
普通の薬局で、誰でも容易に手に入れることができます。

 

しかし、これには安全面に問題があると指摘する専門家もいます。

 

どういうことかというと、
こうしたメラトニンのサプリメントには、
原料として動物の脳の松果体から抽出しているものもあり、
狂牛病を引き起こす原因とされる異常プリオンという物質に
汚染されている危険性があると言われています。

 

ちなみに日本では、メラトニンは医薬品になっていて、
一般には発売されておらず、服用するには医師の処方が必要です。

 

また、メラトニンは化学的に合成することも可能であり、
狂牛病の心配のない、化学合成の薬として作られたものもありますが、
やはり一番安全なのは、自分の脳の中で作られるメラトニンです。

 

ですので、メラトニンを豊富に分泌する睡眠をとるためにも、
昼間は太陽の光を浴び、しっかりとセロトニン神経を
活性化させておくことが必要です。