女性では、子供が親離れした後に、
突然生きがいを失ってしまい、
うつ病になってしまうケースも多いです。

 

いわゆる「からの巣症候群」と呼ばれる症状です。

 

子供が中学生くらいまでに成長し、
自分の身の回りのことは自分でできるようになった。

 

夫は毎日残業続きで帰りが遅い。

 

こうして、家の中で何もせず、一人で過ごす時間が増えていく。

 

しだいに、朝がつらくなり、なかなか起きられなくなる。

 

体がだるくなり、どうしても掃除や洗濯などをする気になれず、
家の中が徐々に散らかってくる。

 

こうした状況になったら、
からの巣症候群の疑いが強いです。

 

からの巣症候群から立ち直るには、
夫の協力が必要となります。

 

なるべく仕事の量を減らしてでも、
できるだけ妻と向き合う時間を増やして、
孤独感を癒すように努力してもらいたいです。

 

それ以外にも、例えば、
仕事やアルバイトなどを始める、
近所のボランティア活動に参加する、
友人たちと旅行に出かける、
新しい趣味を持つ、
など、
何か自分にとって新しい世界を切り開いて、
何もしない時間を無くしていくことで、
立ち直っていくケースが多いです。

 

現在でも、人生から夫や子供を差し引くと、
何もなくなってしまうという女性は結構多いです。

 

妻、母親という顔以外の自分の顔、自分の世界を持つように、
自分自身が充実できるように努力していきましょう。