うつ病を薬だけで治そうとするのは問題です。
うつ病の原因は、自分自身の考え方のクセや歪みが
原因になっていることが多いです。
抗うつ剤の服用と並行して、そうしたクセや歪みも治し、
双方向からうつの改善を図っていくことが、
最もよく行われている治療法であり、効果も一番確かといえます。
脳の中には、いくつかの神経伝達物質が存在していて、
それぞれの役割を果たしています。
例えば、うつ病の原因物質と考えられているセロトニンには、
精神を安定させる役割があり、
ノルアドレナリンには、元気を出す役割が、
ドーパミンには快感を促す役割があります。
これらの脳内物質が増えれば、精神が安定したり、
喜んだり、快感を感じるようになります。
つまり、セロトニン、ドーパミンなどの脳内物質を増やせば、
心が落ち着いたり、気分が高まったり、より強く喜びを感じるように
なっていきます。
これを逆に言うと、私たちが心の底から楽しんだり、喜んだりすれば、
その分、脳内物質が増えるという事もいえます。
ですので、うつを感じたら、心の底から楽しめることをして、
脳内物質の分泌を促すようにしましょう。
例えば、恋愛なども脳内物質の分泌を促す行為です。
恋をすると、普段は見過ごしていた出来事や物事、
ほんのちょっとした事、夜空に星が見えた、
風がどこからか花の香りを運んできた、
こんな事にもワクワク、ドキドキします。
これはドーパミンが増えている証拠ともいえます。