私たちは小さい頃から、
「余計なおしゃべりはしてはいけません」
と親から、そして先生から言われて育ってきました。
こうした「おしゃべりはいけないこと」のように
教えられてきた日本人は、コミュニケーション能力が
総じて低いようです。
会社でも、職場が仕切り枠で隔てられているスタイルのところも
多くあります。
そうなると、同僚とも無駄口をたたきあう関係も
作りにくくなってしまいます。
阿吽の呼吸とか、以心伝心とか、寡黙を尊ぶ価値観もあります。
しかし、それがコミュニケーション力の軽視に繋がってしまうと、
仕事も人間関係もうまくいかず、メンタル的にも悪影響を
及ぼす危険があります。
特に、家族や配偶者とうまくいかない人のほどんどは、
コミュニケーション不足が原因といわれています。
「疲れていて口をきく気にもなれない」
「仕事の愚痴を家でもらすのはよくないこと」
などいろいろ事情はあるかもしれませんが、
大事な人であればあるほど、時間を作って向き合い、
コミュニケーションを保ち、人間関係をメンテナンスする努力を
欠かさない事が重要です。
親密だから言葉は要らない、ではなく、
親密だから言葉を欠かさない、に考え方を改めましょう。