うつ病は治ったら終わりというような簡単なものではなく、
治ってからも、身体からのうつ病のサインを見逃さないことが重要です。

 

再発のサインには以下のようなものが挙げられます。

・よく眠れない
・起きた後、憂うつになる
・決断力・判断力が低下
・全身を倦怠感が襲う
・疲れが取れない

このような症状がおきたら、直ぐに受診した方がいいです。

 

うつ病はある日突然具合が悪くなって再発するということはなくて、
例えば、久しぶりに残業したら、翌日はなかなか起きられず、ひどく疲れてしまった、とか、
久しぶりに友人と出かけたら、楽しいはずが逆に落ち込んでしまった、とか。

 

そういった症状が現われたら、まだまだ無理をするには早すぎるという証拠です。

 

自分の健康を過信せずに、身体にサインが出たら、休養をとったり、
仕事のペースを落とすなどの配慮が必要です。

 

例え再発しても早期発見、早期治療ができれば、深刻な状態になることはありません。
無理せず早めに受診しましょう。

 

仮に、きちんと治療を受けていても再発を繰り返すなら、
治療が効果をあげていないと考えられます。

 

薬が合っていないのなら処方を変えなければいけませんし、
もし、家庭環境などが原因でうつ病になったならば、
その環境を改善しなければ根本的な解決にはなりません。

 

ただ漫然と抗うつ薬を飲み続けても、環境を改善しなければ、
うつ病の解決にはなりません。

 

場合によっては、カウンセリングを受けたり、
別の治療法を探るなどして、解決の糸口を見つけ出しましょう。