今の日本で通常の社会生活を送っていくには、
どうやってもストレスは付き物です。
職場や家庭、ご近所づきあいなどで生じたトラブルや心配事が
ストレスとなって、イライラしたり、不安になったり、
また、精神面だけでなく、実際に眠れなくなったり、胃が痛くなったり、
体調面にも影響が出るという経験は、誰にでもあると思います。
このように心身に影響を及ぼすストレスを放っておくと、
徐々に心と体がむしばまれていき、やがてはうつ病の症状で
苦しめられることにもなります。
うつ病になりやすい人というのは、
ストレスに対して無防備だったり、軽視したり、無知だったりする場合も多いです。
自分がストレスにさらされている事に気づいていない
ストレスがかかっている事を認めたがらない
ストレスを感じていてもその対処方法が分からない
など、心身にもたらす影響の大きさを知らないために
過剰なストレスがかかっても、そのまま放置しているケースが少なくありません。
また、ストレスといってもさまざまな種類があります。
職場での対人関係のトラブル
家庭内での夫婦間、親子間でのトラブル
仕事上の責任や疲労
受験や就職
などが一般的ですが、それら以外にも
転勤、転職、昇進
引越しや新居購入
健康への不安
身近な人との離別、死別
なども、ストレスとなり得ます。
そうした数多くあるストレスの中で、
大きな重圧と感じてしまうストレス、全く気にならないストレスというのは、
人それぞれ違ってきます。
自分にとって大きな重圧と感じてしまうストレスが
どんどん蓄積されて過剰になっていくと、うつ病を招くことにもなりますので、
自分のウイークポイントをしっかり認識しておくことが必要です。