今の日本はかつてないほどの情報化社会です。

 

テレビ、インターネット、ラジオ、新聞、雑誌、携帯などなど、
情報を入手する為の道具は、多種多様に揃っています。

 

外に出ていても、家の中にしても、電車の中にいても、
あらゆるコマーシャルが溢れており、自分が望んでいなくても、
情報のほうから、勝手に人間の五感を刺激するようにやってきます。

 

このような身の回りに溢れている情報は、
ストレスを加速させる原因にもなります。

 

自分にとって必要か必要でないかの判断をすることなく、
ただ情報を逃がしたくない、情報から遅れたくないという意識で
常にアンテナを張り巡らしていると、それがストレスとなり、
エネルギーも大量に消費する事になり、心の疲れを招いてしまいます。

 

また、そうした情報の種類によっては、
単なるストレスだけでなく、本当に体調を崩す原因にもなります。

 

例えば、テレビやインターネットなどで
悲惨な事故や不快な事件などのニュースを見た事で
それにショックを受けて、気持ちが落ち込んだり、
逆にイライラしたりする経験は誰にでもあると思います。

 

そのようなニュースを繰り返し見て、不安な気持ちになっている時は
自律神経のうちの交感神経が必要以上に刺激されている証拠です。

 

また、気分が落ち込んだり、憂うつな状態になっている時は、
自律神経のうちの副交感神経が必要以上に刺激されている証拠です。

 

こうした事で不安神経症になったり、うつ病になったりすることもあります。

 

今の時代には、余計な情報は意識的に制限する必要があるともいえるでしょう。

 

例えば、テレビやラジオをつけっぱなしにしないようにしたり
携帯やスマホなども必要以上に触らないようにして、
情報を制限する時間を作る事も、心の安定を図る為には必要です。