うつ病は男性よりも女性に多く見られます。

 

男性の場合は、仕事の問題だったり、
そこでの人間関係の問題が原因で
うつ病になることが多いですが、
女性の場合は、それに加えて、ホルモンバランスの乱れだったり、
社会的な女性の役割に関する意識によっても、うつ病になってしまうこともあります。

 

例えば、女性特有のうつ病に、産後うつ病があります。

 

これは、産後4週間以内に現れるもので、
エストロゲンをはじめとする女性ホルモンのバランスが急激に変化する為、
ストレスに対する抵抗力が弱くなってしまう事と関係しています。

ID-10055655

更に、出産後は、身体的、心理的にもストレスが増える時期です。

 

出産後に見られる身体的、心理的ストレスには以下のものが挙げられます。

・授乳の為の睡眠不足からくる疲労
・子供中心の生活になる為の生活リズムの乱れ
・子供をちゃんと育てられるかという不安
・育児は全て自分でやらなければいけないという固定観念
・夫の非協力的な態度に対する不満

このようなストレスと、先に書いたホルモンバランスの乱れが重なってくると
うつ病にかかりやすくなってしまいます。

 

出産を迎えた時には、

「今はうつ病になりやすい時期だ」

という事を、本人も家族もよく認識しておく必要があります。

 

全てを自分ひとりで抱え込むような事はせずに、
家族や親類との関係を深めて、上手に乗り越えるようにしたいですね。

ID-100200026

ちなみに、産後うつ病と似たような症状に、
マタニティーブルーというものもあります。

 

これは、産後3~7日くらいの間に現れる、
一過性の軽いうつ状態の事を指します。

 

半数以上の女性に現れるごく一般的な現象で、
特に治療をしなくてもすぐに治まりますので、
産後うつ病とは区別して考えるようにしましょう。