うつ病になりやすい人とは、真面目で融通が効かなく、
何事も一生懸命に取り組むが、心に余裕がなく、
安らかな気分でいる事が少ない傾向にあります。

 

心に余裕を持つ為には、ひとつの方法として、
ユーモアを理解できる人間になることも必要だと思います。

 

ユーモアは人間の心を解きほぐす効果があり、
また、ストレス耐性を強くする効果も期待できます。 

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実際、人間は笑うと、体内でアセチルコリンの分泌が高まって
副交感神経が優位な状態になります。

 

その結果、血管が拡張され、血圧は下がり、心拍数も低下して、
心臓の負担は軽くなっていきます。

 

また、唾液、胃液などの分泌も高まり、消化機能が向上したり、
学習意欲や睡眠の質の向上にも効果があるといわれています。

 

俗に「笑う門には福来る」ということわざがありますが、
笑いには、心と体の緊張を解し、体調を整える効果が本当にあるわけですね。

 

そして、ユーモア、笑い、ジョーク、冗談、こういったものは
会社組織の中では潤滑油のような役割も果たします。

 

ギスギスしがちな人間関係の歯車をスムーズに回転させてくれます。

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しかし、日本人はこうした潤滑油の効果を利用していない、
もしくは、利用の仕方が分からないという事も多いですね。

 

上司や同僚との関係の中で、相手が笑いの通じる人がどうかは、
集団生活を営む上では非常に重要な要素となります。

 

笑いを理解できる上司なら、部下と接する場合も
情に厚いでしょうし、人間関係もスムーズに構築できるでしょう。

 

ですので、そのような上司のいる部署で働くことができでば、
うつ病にもなりにくいと言えます。

 

うつ病とは他人との係わり合いの中で発症しやすい病気ですので、
笑いの潤滑油をできるだけ利用したいものです。