うつ病を予防するには、毎日の生活の中で、リズム運動を行い、
セロトニン神経を活性化させることが必要です。

 

そして、セロトニン神経を活性化させるリズム運動には
いろいろなものがあります。

 

例えば、ジョギングやウォーキングなどの、
アウトドアでスポーツとして取り組む方法もありますが、
もっと簡単に室内でできるものとしては、ヨガや呼吸法、座禅なども
立派なリズム運動です。

 

また、更にお手軽にできるものとしては、
ガムを噛むなどの咀嚼行為ですらリズム運動になります。

 

こうした、ものをかむ事でも、きちんと意識して行えば、
セロトニン神経の活性化につながります。

 

よくいわれる事に、
朝食を抜いた子供は、きちんと食べた子供と比較すると、
午前中の授業に対する集中力が低い、
などがありますが、
これは、栄養面だけでなく、朝食を食べるときの咀嚼によって
セロトニン神経を活性化させたか、させていないのかの違いでもあります。

 

ですので、例えば、ガムを一定のリズムでかむ事も、
セロトニンン神経を活性化させることができますので、
忙しい人にもできるお手軽なリズム運動といえます。

 

ただし、リズム運動というのは、言語脳を同時に使ってしまうと
効果が下がってしまう事が指摘されています。

 

ですので、あまりいろいろな事を考えながら行うのではなく、
ある程度、噛む行為自体に集中して行った方が効果が高くなります。

 

言語脳とは、言葉を話したり、本を読んだり、
文章を書いたりする時に働きます。
また、テレビなどを見るのも、しゃべっている言葉を理解する必要があるので、
言語脳が働いてしまいます。

 

リズム運動をする時には、こうした言語脳を働かせる行為は、
なるべく避けたほうが良いでしょう。

 

逆に、リズミカルな音楽を聴きながら行うのは、
集中力が増しますので、高い効果が期待できます。