うつ病の症状の1つに睡眠障害があります。
睡眠障害といっても幾つか種類があって、
入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒
などが挙げられます。
このうち、早期覚醒について考えて見たいと思います。
早期覚醒とは、朝の早い段階午前3~4時になると目が覚めてしまう事ですが、
とはいえ、ただ目が覚めてお手洗いに行って、帰ってきてまた寝る、
というだけでは何も問題はありません。
問題なのは、いったん目が覚めた瞬間から
いろいろな事を考えはじめてしまい、
しかもグルグルと思い煩ってしまい、
そのまま眠れなくなってしまう事です。
建設的で前向きな考えではなく、答えが出ないまま思い煩う、
ということがうつ病の人の特徴的な思考です。
「あの問題がまだ片付いていない、どうしよう」
「期限までにあれとあれが終わるだろうか」
などと、考えてしまいます。
それに伴って胸がザワザワとなり、不安感が起きてきます。
こうした寝ているのか寝ていないのか分からないような
悶々とした状態の時間を過ごし、
目覚ましが鳴ったときにはなかなか起きづらいという事になってしまいます。
このような明確な症状が見られなくても、
睡眠不足というのはストレスの大敵です。
睡眠不足を感じたなら、遅くとも午前0時までには寝るようにした方が良いです。