仕事で重要なプロジェクトを任され、
一生懸命頑張り、なんとか満足のいくものが出来上がった。
そうした後、自分を最大限燃焼させて目標を達成してしまうと、
もはや精神的な張りを失ってしまい、
それが高じてうつに以降していまうことがあります。
これが「燃えつき症候群」と言われるものです。
新入生や新入社員にみられる五月病もその一種です。
仕事の環境によって招いてしまったうつは、
抗うつ剤を飲みながら、とにかく心身を充分に休める事が大切です。
うつになりやすい人は、真面目で責任感が強く、
休養の必要性をあまり理解していない人も多いです。
「こんな事で休んだら、会社に迷惑をかける」と
考えてしまいますが、
「この段階で休みを取り、うつを治療しておかないと、
長期休暇を取る事になり、会社にもっと迷惑をかけてしまう」と
考えなければなりません。
うつになりやすい人は、心の切り替えが苦手な人が多いです。
働く時には一生懸命働き、休む時には十分に休む。
こうした緩急自在の心の切り替えができるようになると、
うつになりにくい心と体の状態になっていきます。