過度なストレスを受けた場合、
それが精神面に現われてくるのか、それとも身体面に現われてくるのか、
それは人それぞれで異なってきます。
精神面に現われれば、うつ病などの症状となりますし、
身体面に現われれば、胃潰瘍などの症状となります。
セロトニン神経を鍛えて、セロトニンの分泌量を増やしていけば、
日々のストレスで弱ってしまうセロトニン神経の機能を
回復させることができるので、うつ病などの改善に役立ち、
心の面でも不安のない安定した精神状態になっていくでしょう。
しかし、いくらセロトニン神経を鍛えたとしても、
身体的な症状の改善には、直接の好影響を与える事はできないといわれています。
つまり、うつ病改善の為にセロトニンの分泌量を増やしても、
それは胃潰瘍などの身体的な症状の改善にはつながりませんし、
その逆の、身体的な症状の改善は、精神的な症状の改善にはつながりません。
事実、気力とやる気は全く失っていないのに、
ストレスで胃潰瘍になってしまう人もいますし、
反対に、うつ病になってしまったけれども、
身体的には全く健康そのものという人もいます。
どちらも病気の原因はストレスですが、
症状はまったく違っています。
これは、受けたストレスにより、身体がどう反応したかの違いによって
結果が異なるものになっているわけです。
自分がストレスを受けた場合、
それが身体に出やすいのか、それとも精神面に出やすいのか、
自分自身の特徴を知っておく事もストレスと上手に付き合っていく上には
大切な事です。