セロトニン神経を活性化させるためには、
太陽の光を浴びる事、そしてリズム運動を取り入れる事、
この2つが重要です。
セロトニンは朝に多く作られるので、
最も効果的な方法は、朝に太陽の光を感じながら、
ウォーキングやジョギングをする、という事になります。
そうすれば、太陽の光とリズム運動が同時に得られ、
しかも、規則正しい生活習慣になり、うつ病になりにくい体質に変わります。
いきなりジョギングは無理という人も多いと思いますので、
ウォーキングから始めることをお勧めします。
ウォーキングの場合、一定のリズムで歩いていれば、
それだけでもセロトニン神経は活性化していきます。
しかし、あまりダラダラ歩いていては、効果が下がってしまいます。
セロトニン神経を活性化させる目的ならば、
時速5~6キロ程度のスピードで、20~30分程度の
ウォーキングを行うのが良いでしょう。
時間的には、このくらいの短時間で充分です。
あまり長時間、光の刺激を受けてしまうと、
かえってセロトニン神経の自己抑制機能が働いてしまいます。
もちろん光の刺激が必要といっても、直接太陽を見る必要はありませんし、
絶対やってはいけない事ですよ。
太陽の光の降り注ぐ場所で、ウォーキングをしながら、
周りの景色を眺める程度で充分です。
また、この時、腹筋呼吸を併用すると、効果は更に上がります。
腹筋呼吸は歩くテンポに合わせることが必要なので、
腹筋を使いながら、「ハッ、ハッ、ハッ」と3回続けて息を吐き、
続いて、「スー」と1回リズミカルに息を吸うようにしてください。
最初に息を吐く事から始めるのが重要です。
また、基本的には、この呼吸は鼻で行いますが、
苦しい場合は口から吐いても構いません。
こうした運動を無理なく継続して行うことができれば
ストレスに強い、うつ病になりにくい神経構造になっていきます。