糖尿病というと、血糖値が異常に高い状態をさす病名ですが、
その糖尿病予防として、食後の血糖値を上昇させない食材や食事方法が
うつ病の予防食としても、注目を集めているそうです。

 

先の記事で書いた「うつを食事で改善する」というテーマで
NHKの番組で紹介されていたものをシェアしたいと思います。

 

うつ病予防に効果的と考えられるのは「ネバネバ食」といわれる食材です。
具体的には、納豆、オクラ、長芋です。

 

これらの食材をご飯と一緒に食べると、
食後の血糖値の上がり具合をゆるやかにして、糖尿病にも効果的ですが
同時に、ストレスやうつの予防にもつながります。

 

では、なぜ糖尿病予防の食事がうつの予防にもつながるのかというと、
通常は、血液中のブドウ糖を、インスリンの働きによって
周囲の細胞に取り込んで、エネルギーとして使っています。

 

糖尿病になると、そのインスリンが十分に作用しなくなり、
ブドウ糖を細胞に取り込めなくなります。

 

一説によると、この時、同じ事が脳内でもおきて、
神経伝達機能が低下して、うつ症状が起こると考えられています。

 

このため、血糖値をコントロールする事が
うつ病になるリスクを下げることにつながるというわけです。

 

糖尿病とうつ病とは相関関係にあるとされていて
糖尿病の人は、一般の人に比べ、3倍うつ病にかかりやすく、
うつ病の人は、一般の人に比べ、3倍糖尿病にかかりやすい、
というデータがあるそうです。

 

その他にも、うつの方の大部分が、
欠食という状態になっている場合が非常に多く、
生活のリズムも不規則になっている人が多いという指摘があります。

 

朝食をとる事により、欠食を防ぎ、生活のリズムが整えやすくなり、
生活のリズムを整えると、夜もきちんと寝られるようになり、
薬効も得られやすくなる。

 

そうなると自分で努力して、うつを治そうという気力も湧いてくるという
好循環になるといいます。

 

ですので、まずは、上記のような食事を、朝起きて食べることにより、
生活のリズムを整えることが大切だという事です。