治療の為に休職や休学をして、自宅で療養する場合
どのように過ごせばいいのでしょうか?
まず、うつ病の時には、考え方が悲観的になっています。
退職や退学、離婚や別居など、自分の人生を左右するような
選択をこの時に行うと、後々後悔することになりかねません。
このような重大な決断、大きな判断などは先送りにして、
病気が回復してから考えましょう。
また、基本的な生活スタイルとしては、
家でのんびり過ごすことになります。
気分転換を考えて、休養中に旅行やレジャーなどに出かける人もいますが、
これはあまりお勧めできるものではありません。
休職中の人は、
「会社を休んでいるのに、自分だけ楽しく遊ぶ事なんてできない」
と罪悪感を抱いてしまうこともあります。
また、朝夕の通勤ラッシュや登下校の光景を見てしまうと、
自分だけ取り残されてしまったように感じて、
落ち込んでしまう事もあります。
気分が安定してない時期には、なるべく遠出は避けて、
自宅の中でゆっくり静かに過ごしましょう。
そして、気分が安定してきたら、軽いスポーツで身体を動かすと、
気分転換になることが多いです。
スポーツは軽めのものなら何でもいいです。
ウォーキングやヨガ、ストレッチ程度でもいいです。
また、何か趣味で水泳やテニスなどのスポーツをやっていた人なら
そういったもので軽く身体を動かしてもいいでしょう。
こういった適度な運動は、脳内の神経伝達物質の機能を改善する効果が
あると考えられているので、回復期に入ったら運動をすることをお勧めします。