うつ病の治療には家族の協力が欠かせません。
しかし、患者さんの言動に振り回されて周囲の人が疲れてしまい、
病気になってしまっては元も子もありません。

 

そうなってしまっては何の為のサポートなのか分からなくなってしまいます。
とくに再発を繰り返している患者さんの家族の心労は相当なものになっているはずです。

 

ですので、気分転換しながら、自分自身も体を休め、
なるべく明るい気持ちでつかず離れず看護を続ける事が大切です。

 

かといって、
「私が明るくしなければ」とか、
「弱音を吐いてはいけない」とか、
無理に頑張って明るく振舞う必要はありません。

 

そのような不自然な雰囲気を感じてしまうと、
患者さん本人は、
「自分のせいで無理をさせている」と
自分を責めてしまうかもしれません。
温かく見守り、自然体で接してあげてください。

 

本人の悲観的な感情に引き込まれないように、
ある程度距離を保ちながら接するのがポイントです。

 

うつ病の看病だからといって、付きっきりになる必要はありません。
自分の全ての時間を看病に費やす必要はありません。

 

一生懸命看病したからといって、回復が早まる病気というわけでもありません。
うつ病の看護は、数ヶ月間という長い期間になることもありますから、
はじめに頑張りすぎると、後が続かなくなります。

 

もし、家族だけの看病に限界を感じるならば、
主治医に相談するか、もしくは家族会などの自助グループ
参加する方法もあります。

 

自助グループとは、全国にうつ病などの精神疾患を持つ家族の為に
つくられたグループで、メンバー同士の交流や情報交換などが行われています。
ネットで調べると幾つか出ててきますので、お住まいの地域に
そのような自助グループがないか調べてみるのもいいかもしれません。