親がうつ病になった場合、親と同居しているか、
または、遠くに離れているかによって、サポートの仕方は異なってきます。

 

遠くに離れている場合、あなたが親元へ移るか、それが難しければ
定期的に通ってサポートするなどの方法が考えられます。

 

うつ病の治療でサポートをする場合、家族のみんなの協力が必要です。
家族の中の誰かが、「うつ病なんて本人が頑張れば何とかなる」などと、
間違った理解をしていると、治療、休養に悪影響を及ぼしてしまいます。

 

もしそのような人が身内にいたなら、うつ病に対する正しい知識を教え、
時には医師のところへ連れて行って、話を聞いてもらうなど、
家族全員でサポートして上げられる環境を整えましょう。

 

親と同居している場合は、
家事や近所づきあいなど、代わりにやれることは引き受けましょう。
冠婚葬祭などは、「体調を崩しているので」と断りましょう。
特にうつ病という必要はありません。

 

また、もしほかの病気の薬を飲んでいる場合は、
主治医や薬剤師に相談して、飲み合わせのチェックをしてもらう事も必要です。

 

休養できる環境を整えてあげて、病気を理解してあげて、
つかず離れずで接してあげると、本人も気を使うことなく休めると思います。

 

親と離れて暮らしている場合は、
なるべく様子を見にいきましょう。電話だけで済ませるのではなく、
時々様子を見にいくと、親も安心すると思います。

 

もし、親が一人暮らしの場合で、十分な治療を続けるのが困難なときは、
例え軽症でも入院を検討した方がいいかもしれません。
主治医と会って相談してみましょう。