家族や親しい人がうつ病にかかってしまった場合、
以下のことに注意しながら接してあげてください。

 

・まず、うつ病を理解する
うつ病という苦しみは本人にしか分かりません。
ダラダラしているように見えても、本人は苦しんでいるんです。
できれば、書籍やネットなどで、うつ病に関する知識を広げ、
正しい対処法を覚えて下さい。

 

・いつも見守る
干渉しすぎたり、心配しすぎたりせずに、つかず離れず、
温かく見守ってあげてください。

 

・充分に休ませる
リラックスできる環境づくりに努め、ゆっくり休ませて上げてください。
無理に気分転換させる必要もありません。
友人が見舞いにきた場合も、気を使うようなら断っても構いません。

 

・話を聞いて、受け止める
相手の思いを受け止めてください。相手の話を否定したり、
アドバイス的なことを言ったりする必要もありません。

 

・普段どおりに接する
無理に明るく振舞ったり、腫れ物に触るような対応をしないように
注意してください。

 

うつ病というのは、自分が病気である事自体を、
受け入れるのに時間がかかる人も少なくないです。

 

「こんな病気になってしまって、人に迷惑をかけてしまった」と
自分を責めているかもしれません。

 

そのような焦りや不安を持っていてはリラックスすることはできません。

家族や周囲の人は、
「今はそんな事は考えなくていいから、ゆっくり休みましょう」と
やさしく声をかけてあげましょう。

 

本人が病気を受け入れ、充分に休養できる環境作りをしてあげましょう。