自分で手軽にできるリフレッシュ法のひとつに筋弛緩法があります。
筋弛緩法というのは、一旦意識的に筋肉を緊張させて、
その後、緊張を解くことによって、精神的にリラックスできる、
という原理を応用したもので、
自律神経失調症の治療にも取り入れられています。
筋肉の緊張をほぐすと、心身ともにリラックスでき、
その結果、手足の温度が上昇し、心拍数は減少し、
呼吸が深くなるなどの身体的変化が起こります。
また、脳内の反応としても、交感神経の興奮が収まり、
代わりに副交感神経が優位になるため、
落ち着いた気分の時に現われやすいアルファ波が増加することになり、
リラックス状態になっていきます。
ですので一度、筋弛緩法を試してみる事をお勧めします。
例えば首の筋弛緩法のやり方としては、
まず、あごを上げて首の後ろに70~80%ほどの強さの力を入れて、
その状態で6~7秒間キープします。
そしてその後、ガクッと力を抜くように首を前方にダランと下げます。
10秒以上間隔を空けながら、再度この動作を数回繰り返します。
このような動作をすることで、心身をリフレッシュさせ、
自律神経のバランスを整えていく事もできます。