自律神経失調症を克服するには、
心身をリラックスさせる方法を身につける必要がありますが、
頑張ってリラックスすることはできません。
頑張る事とリラックスすることは方向性が反対です。
そういう意味でも、薬を飲まずに頑張ろう、という姿勢は
間違いであるといえますね。
また、薬を服用している人の中には、症状が少し安定してくると、
自己判断で勝手に薬の服用をやめてしまう人もいますが、
それでは再発を繰り返す恐れがありますので、
医師の指示通りに服用する事が大切です。
例えば、自律神経失調症によく現れる症状として不眠症がありますが、
睡眠薬をきちんと飲むことによって、
2~4週間で回復するケースも多いです。
しかし、一晩よく眠れたからといって、薬の服用を止めてしまうと、
翌日また眠れないという事も起こります。
そうすると再度、薬を服用します。
それでまた一晩よく眠れたからといって、服用を止めてしまうと、
また眠れなくなるという事も起こります。
それでは結果的に治療を長引かせる事になってしまいます。
また、パニック障害を起こす人の場合、
発作がおきてからの薬だけでなく、
発作を起こさないようにする薬を飲むことも大切です。
つまり、先回りして薬を飲んで効果を得る事の方が、より重要となりますが、
自己判断で飲んだり飲まなかったりを繰り返すと、
結果的に治療期間が長くなってしまう可能性が高くなります。
病院へ行って治療、克服することを選んだならば、
医師の指示通りに一定期間正しく薬を服用することを心がけましょう。