自律神経失調症の治療では、薬物療法によって症状を軽減させるとともに
心理療法を行うことが一般的です。

 

自律神経失調症は心理的ストレスが発祥の原因である事が多く、
身体的な要因が強い場合でも、症状を気にし過ぎると、
それがストレスとなり、ますます悪化してしまう事も考えられます。

 

そこで、心理的な面にも目を向けて、自ら病気の原因を
考えていく事が必要となります。

 

体調を崩したきっかけや悪化要因に患者さん自身が気づくと、
より客観的にストレス要因に対処できるようになります。

 

そうなると、自律神経失調症を克服しやくすなり、
再発防止にもつながります。

 

また、心理療法といってもさまざまな種類があり、
患者さんの症状や性格などを判断してその人に最も適した療法が選ばれます。

 

心理療法は、医師の指示によって臨床心理士、いわゆるカウンセラー
担当する事になります。

 

心理的な要因を探るためには、家族や友人との関係、性格や生活習慣、
大きく言えばその人の人生観や価値観などにも触れることになります。

 

ですので、患者さんがカウンセラーを信頼できるかどうかが、
効果をあげるための最大のポイントとなります。