自律神経失調症の場合、体のどの部分に症状が出るのか分かりません。
人によってその症状はさまざまです。

 

しかし、内科などで検査してもらった結果、
器質的な異常が見られないことがほとんどです。
ですので、治療らしい治療を受ける事がない場合も多いです。

 

その場合は自律神経失調症と診断されることになりますが、
そのままだと症状が改善されず、長引いてしまうこともあります。

 

そうした場合には、心療内科を受診する事をお勧めします。

 

わざわざ心療内科に行かなくても、一般的な内科の医師の中にも、
カウンセリング的な治療を行う医師もいらっしゃいます。

 

また、軽い自律神経失調症なら、それぞれの症状に応じた対症療法で
改善されるケースもあります。

 

しかし、自律神経失調症には、ストレスが密接に関わっていることが多く、
その場合は体の治療だけでなく、心の治療も必要になってくるので、
心療内科が一番適しているといえます。

 

心療内科は、精神科や神経科と混同しがちですが、
一応内科に属しています。

 

ストレスが絡む全ての病気の診断や治療を行う場所です。

 

ストレスなどの心の問題が原因としてあるものの、
それが身体へ症状として現れている人を対象に
心身両面から改善を図っていきます。

 

ちなみに先に少し挙げました精神科では、うつ病などの心の病気を対象に、
心に対するアプローチを専門に行いますが、
自律神経失調症を診るところは少ないようです。