自律神経失調症の治療期間は、その人の症状などによって個人差が大きく、
1~2週間に1度の割合で数ヶ月通院して改善する人いれば、
5年以上治療を続けている人もいます。
再発する場合もありますので、
一般的には2~3年の時間をかけて生活習慣の改善を図ったり、
ストレスを自分でコントロールできるような習慣を学んでいく事が必要です。
また、病院で治療を受けるのなら、もちろん薬を処方される事になります。
しかし、自律神経失調症の患者さんの中には、薬を処方されても
指示通りに服用しない人もいるそうです。
理由はいろいろありますが、
症状がかなりひどくならない限りは、薬を飲みたくない、
副作用が怖い、
中毒になってしまうかもしれない、
など、なるべく薬を飲まないようにしている人もいます。
薬に対する抵抗感や警戒心、不安感などを抱いているのでしょうが、
病院で治療を受けているのであれば、医師の指示通りに
定期的に飲み続けた方が良いでしょう。
でなければ、病院へ行っている意味がないですからね。
もちろん薬を飲まずにやり過ごしていても
死に至ることはほとんどありませんので、
症状に耐えながらとりあえず毎日を過ごせるのなら、
それでも良いという人もいるかもしれません。
しかし、元通りの自分に戻りたい、根本的に克服したい、
と思っているのなら、医師を信じ、薬を信じて、
有効に使うべきでしょう。