大学へ進学、または社会人になって実家を出て一人暮らしをしている
子供や兄弟などがうつ病になった場合、なかなか変化には気づきにくいかもしれません。

 

たまたま電話で連絡を入れたら、元気がなくて、
以前とは違い悲観的なことばかり言うようなら
一度本人の様子を見にいった方が良いかもしれません。

 

もしうつ病で、症状がそれほど重くなく、会社や学校に通えると
医師が判断しているのなら、本人が希望するのなら、そのままの生活を
続けても大丈夫だと思いますが、
できれば時々様子を見にいってあげるか、
電話などで暮らしぶりを尋ねるのも良いでしょう。

 

また、症状が重いようなら、実家へつれて帰って、
実家から通院してもらうようにするか、
移動するのが難しいなら入院という選択肢も考えておきましょう。

 

次に、一人暮らしの中高年がうつ病になった場合、
保健所や精神保健福祉センターなどに相談して、
地域でサポートを受けられる制度があるのかどうか確認してみましょう。

 

中高年のうつ病は、何か生きがいを見つけると治る可能性もありますが、
高齢になるにつれて、健康面の不安などで深刻なうつ病になることもありえます。

 

本人も、「子供に迷惑をかけたくない」という気持ちから
素直に話さないケースもあります。

 

なるべく、保健所などと連携し、ときどき様子を見にいった方が良いでしょう。