女性がうつ状態になる要因の一つとして考えられるのが、
女性ホルモンの影響があります。

 

妊娠や出産、閉経などで女性ホルモンの急激な変化が起こるときには
心と身体のバランスが崩れやすく、うつ状態になりやすいといわれています。

 

例えば、出産直後から10日くらいまでの間は、イライラしたり、
気分が沈みがちになったりして、軽いうつ状態になったりすることもあります。

強い不安感や疲労を感じたりして、精神的に不安定な状態になったりしますが、
ほとんどの場合、一時的なもので、普通なら自然に消えてしまうものです。

 

しかし、うつ状態が2週間以上続いたり、一度回復しても再度うつ状態に
戻ったりした場合は、産後うつ病の可能性がでてきます。

産後うつ病とは、育児に対する意欲が出てこない、または、育児に対する
不安感から悲観的な考えを持ってしまう、子供に対して愛情が持てなくて
罪悪感に苦しむなどの症状
が見られます。

 

こういった場合は、早めに病院へ行って受診してもらうことが必要です。
そうしないと、子供にも悪影響を及ぼしてしまうことも考えられます。
家族全員で育児に対するサポートをすることが必要です。