うつ病かうつ病でないかの境目というのは、
キッチリ決まっているわけではありません。

 

人によっては、自分がうつ病であることに気づかずに、
なんとなくやる気が出ない、気が重いと感じつつも、
数ヶ月、数年という月日を過ごしている場合もあります。

 

それが環境の変化や人間関係の変化、心理的変化などによって
治療をしなくても、いつの間にか症状が収まってくれた、
という事を経験している人もいなくはないでしょう。

 

この場合は運が良かったといえます。

 

うつ病という認識がなかった為に、そのまま放ったらかしにしていたら、
たまたま運良くうつ病の原因が取り除かれてくれて、症状が収まってくれた。

 

こうした人もいるでしょうが、
だからといって、治療をしなくても良いわけではありません。

 

自分で気づき、早めに治療していれば、
それだけ早く治まりますし、症状も軽いままで済みます。

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また、うつ病のきっかけとなったストレスなどが
いつまでも解決されなければ、症状もずっと続く可能性もありますので、
治療を通じて、ストレスを解消する必要性もあります。

 

ストレスというのは、対人関係であったり、職場の労働条件であったりと、
いろいろな可能性が考えられますが、
たとえ治療をおこなって症状が改善されたとしても、
自分自身でストレスを認識して、それを解消する方法を学んでいかないと、
再び元の生活に戻った場合に、再度ストレスを受け続け、
うつ病が再発してしまう事も十分に考えられます。

 

・なぜ自分はうつ病になりやすいのか
・どういった考え方がうつ病につながるのか
・自分にとって最も効果的なストレスへの対処法は何か

こういったことのアドバイスを受ける為にも
一度は精神科を受診してみましょう。

 

精神科に抵抗があるのなら、内科でも構いません。
内科にも行きづらい、時間がないというのなら、
私のブログで紹介している教材、マニュアルを参考にしましょう。

 

とにかく、ひとりで抱え込んでいるのが最も良くないです。
自分ひとりで何とかしようとせずに、
自分にとってやりやすい方法で、改善に向けて取り組んでいきましょう。