会社勤めをしている場合、
もちろん昇進するという機会もあると思います。

 

仕事を一生懸命行い、自分から望んで昇進する場合もありますし、
望んでいないのに人事の都合上、
昇進してしまったという場合もあるでしょう。

 

自分の望むと望まないとに関わらず、
こうしたポストにつく事がかえって心の負担になってしまい、
「自分は肩書きにふさわしい能力がない」
「重責を負うことはできない」と
どんどん自分を追い込んでしまい、うつになってしまう、
昇進うつ病といわれるものも増えてきています。

 

例えば、昇進した途端に自分の部署の成績が落ち始めた、
または、関東から関西へ転勤を命じられ、
家族との生活から、単身赴任の生活に変わってしまった、など
生活環境の変化も、心の疲労を増加させる原因になってしまいます。

 

昇進して、職場環境が変わると、人間関係も変わってきます。
新しい上司や部下とのコミュニケーションのとり方に悩んだり、
早く職場に慣れようと、いつも以上に張り切って仕事をこなしたり、
心身ともに疲れてしまうことになります。

 

こうした心のストレス、身体的な疲労が蓄積すると
昇進うつ病になりやすい傾向があります。

 

最近では、必ずしも出世し続けることが価値ではないという
考え方も増えてきています。

 

自分の生き方を見つめなおし、あるいは人生目標を少し引き下げて
のんびり楽しんで生きる道を選択する方法もあります。