うつ病になると気持ちがふさぎこんだ状態になりますが、
そうした症状の感じ方というのは、人それぞれ違ってきます。
ひどく憂うつな気分になる
悲しくて仕方ない
やる気が全く出ない
むなしい
といったさまざまな感情表現の言葉で表されます。
中には、
全てがばかばかしく思えてしまう
何の感情も起こらない
という人もいます。
こうした言葉の表現だけでなく、
その表情や態度からも抑うつ気分を推測できる事も多く、
人によっては、うつ病になる前と後とでは、
まるで人が変わったように顔の表情がなくなる場合もあります。
例えば、仕事でバリバリ働き、活動的で表情豊かだった人が
うつ病になると、一転して無表情になってしまうケースもあります。
うつ病になると、一般的には上記のような生命エネルギーが減退するような反応が
みられるのですが、それとは逆に、
いつもイライラする
些細な事でも怒りっぽくなった
人に対して攻撃的になる
という神経過敏的な反応を起こす人もいます。
これは、自分のやる気のなさ、気持ちの落ち込みを自分自身で理解し、
それを何とか克服したいのに、どうする事も出来ないという感情が
イライラ感として表現されているともいえます。