仕事や勉強をする際には、BGMをかけると作業がはかどる、
という事を、以前記事にしましたが、
具体的な作業の内容によって、合う音楽というのがそれぞれ違ってきます。
以下のような報告があるそうです。
・統計資料などの数字を読んだり、解釈したりする時には、
バイオリンやチェロなどの弦楽器を使った音楽が良いとされており、
歌詞の入った音楽は適当ではない。
・英語の単語を暗記したり、歴史の年号を暗記したりする時には、
ロックやジャズなどの騒がしい音楽を聴きながらやるとはかどる。
・文章を書いたり、報告書などをまとめたりする場合は、
ショパンやドビュッシーなどの静かな音楽が良い。
などです。
私もこのような事を知ってからは、ブログの文章などを書く時には、
ユーチューブでショパンなどのクラシック系の音楽を適当に探してから、
その音楽を聴きながら文章を書くようにしています。
また、音楽には自分の心との共鳴作用がありますね。
それぞれ音楽には趣味趣向がありますので一概には言えませんが、
例えば、悲しい時には、騒がしくて陽気な音楽を聴くと心が晴れる、
と思っている人もいると思いますが、実際には逆だと言われています。
つまり、悲しい時には、悲しい音楽を聴いたほうが、かえって心がスッキリします。
これには理由があって、
落ち込んでいる時に、騒がしい陽気な音楽を聴くと、
自分の心の中にある悲しさと陽気な音楽とのギャップに気づいてしまい、
その落差がいっそう目立つ事になって、より悲しみが深くなってしまうからです。
うつ病の患者さんを励まそうとするのは逆効果になる、と
このブログでは何度も書いていますが、それと同じ理屈です。
ですので、悲しい時には、悲しい音楽を聴くようにしたほうが良いです。
そうする事で自分の心がその音楽に同調し、心が揺り動かされて共鳴し、
その結果悲しみを発散できます。