日本では、心の問題を相談する事は恥ずかしい事だ、
と思っている方が大半だと思います。

 

しかし、心理療法の先進国であるアメリカでは、
考え方が違っているようです。

 

身近にかかりつけの精神科医や心理療法のカウンセラーなどがいて、
何か問題があった場合には、すぐに相談するという方が少なくないといいます。

 

アメリカのテレビドラマや映画などでも、
時折そのような場面も出てきたりしていますね。

 

体調を崩してホームドクターにかかるのと、
何ら変わらない感覚なのだと思います。

 

でも、日本人の場合は、ほとんどが一人で悩んでしまいます。
一人で何年も悩み続け、やむにやまれずどうしようもなくなって
ようやく精神科に相談しに行くというパターンが多いようです。

 

私の場合もそうでした。一人でずっと悩んでいました。
「精神科に行かなくてはいけない」と思ってから、
実際に行くまでには、数ヶ月もかかりました。

 

その間ずっと悩み続け、日常生活に支障をきたすようになって、
これ以上はもうダメだ、と思って、
ようやく相談する勇気を振り絞る事ができました。

 

私の場合はまだいい方かもしれません。
中には、たった一人で5年も10年も苦しい症状に耐えてきている人もいます。

 

また、病気とは言い切れませんが、心の問題としては、
赤面症やあがり症、どもり(吃音)などは、
子どもの頃からずっとその症状で苦しんできた人も多いです。

 

適切な処置をすれば治る病気なのに、何もしないことで
人生の大半を台無しにしてしまう事はとても残念な事です。

 

心の病気は、長引いてしまうと、その解消までに長い時間を必要とします。
また、放置しておくと、重症化してしまう可能性が高いです。

 

ですので、自分で気づいたらなるべく早い段階で
何かしらの対処を検討しましょう。

 

精神科へ行く事が一番ですが、
まだ抵抗がある、時間が取れない、という時には、
このブログで紹介しているマニュアルを参考にしてください。