仕事ができる優秀なエリートと言われる人たちは、
傾向として、小さな事を気にしすぎる性格の人が多いです。
学生時代には、その神経質な性格が良いほうに作用して、
勉強の面では優秀な成績を残す事ができますが、
社会人になってしまうと、中間テストや期末テストなどはありません。
仕事というのは、筆記試験のような明確な答えを
導き出せる状況だけとは限りません。
○か×かどちらかが正解という性質のものでもありません。
特に人間関係には、数学のような明確な公式が存在するわけではありません。
会社組織は人間関係でできているものなので、
必然的に人間関係の悩みを抱くことにもなります。
「部下が思ったとおりに動いてくれない」
「上司が自分の意見を取り上げてくれない」
などの事で悩むようになります。
また、神経質な性格の人は、何かを失敗すると、
それを他人のせいにすることなく、自分の事を責める自罰的傾向が強いです。
自分に対して厳し過ぎるほどの低い評価をしてしまうことも多いです。
こうした人は、環境に適応するのに時間がかかるストレス人間ともいえます。
適応能力が低いと、自分に与えられた仕事や環境の変化に
なかなか順応できないです。
その順応できない不安や焦りから、自律神経のバランスを乱し、
それがやがて精神的ストレスとなって
うつ病にまで発展してしまう事も考えられます。