摂食障害や過剰なダイエットをした結果として、
外見上、うつ状態のような症状をみせるようになる臨床例は
たくさん報告されているそうです。

 

そして、他のストレスよるうつ病などと比較すると、
症状が重くなったり、回復までの期間が長引くというケースも見られるようです。

 

脳の活動というのは、体の部位の中では、
最も多くのカロリーが必要とされます。

 

ですので、脳に充分なカロリーが供給されないと、
脳細胞の活動が大きく低下し、うつ病になりやすくなってしまいます。

 

特に注意したいのは、空腹時における低血糖です。

 

低血糖とは、血液中の糖分(ブドウ糖)濃度、いわゆる血糖値が
50mg/dl~60mg/dlほどまで低下してしまい、
正常の範囲を超えて下がってしまう為、
体が常にエネルギー不足になっている状態です。

 

脳の活動に大きく関わっている栄養素の1つにブドウ糖があります。
低血糖になると、このブドウ糖が充分に脳内に供給されない為、
脳の機能が低下し、精神症状などを引き起こしやすくなります。

 

うつ病の初期には、体が甘いものを欲しがる事がありますが
これは脳がブドウ糖を求めているといえます。