人間にはそれぞれ心のクセ、思考パターンがあります。

 

どんな出来事でも、すぐにマイナス感情、マイナス思考で受け止めてしまい、
ストレスを溜めてしまう人もいます。

 

また、マイナス感情、マイナス思考になったとしても、
心のホメオスタシスが効いて、じきに平常心に回復できる人もいます。

 

また、たとえ大きなストレスの原因になる出来事に出会っても、
プラス感情、プラス思考で寛容に受け止められる人もいます。

 

上記のうち、あなたがどういうパターンを持っているかは、
ものの感じ方や考え方の基礎である性格傾向に大きく左右されます。

 

また、生まれ育った環境やこれまで経験してきた事、
知識によっても左右されます。

 

ですので、心理療法を行う場合でも、
全ての人に通用するような処方箋などはありません。

 

その人の性格にあった、思考パターンにあった治療をしていかなければなりません。

 

心理療法を行う人のことを一般的には、
カウンセラー、セラピスト、臨床心理士などと呼んでいますが、
そういった方たちは患者さんとの対話を進めながら、
具体的な症状をひとつひとつ取り除いていき、
ものの感じ方や考え方をより柔軟に、且つしなやかな状態に変えていきます。

 

そうする事で、心の幅を広げ、ゆとりのある心に変わっていくことができます。

 

今までマイナス思考で、物事を気楽に考える事ができなかった人も、
心理療法を受ける事で、初めて肩の力を抜いて、
気楽に考える事ができるようになった、という人も多くいます。