パニック障害には以下のような症状が現われます。

・電車の中や人ごみで急に心臓がドキドキし息苦しくなる
・動悸が激しくなって息が出来ない
・汗が吹き出すなどの発作が突然起こる
・発作が起こるのではないかという不安感、恐怖感がある

これらは不安神経症の一種で、息苦しさを通り越して、
呼吸困難に陥ったように感じる人も多いです。

 

今まで感じたことのない発作や、
「もしかしたらこのまま死んでしまうのかも」という恐怖感で
気持ちが動転し、パニックを引き起こしてしまいます。

 

こうした動悸や息苦しさのほかにも、自律神経失調症のような症状も伴います。
例えば、めまいや頭痛、手足の冷たさ、発汗などの症状も襲ってきます。

 

通常、このような発作は、5~30分ほどでおさまります。
これらは体の異常が原因で起こることではないので、
発作がおさまれば、じきに正常な状態に戻ります。

 

もちろん呼吸困難で死に至る事もないので心配する必要はありませんが、
一度このような発作を経験してしまうと、
また起こってしまうのではないか
という不安感が常につきまとうようになります。

 

これが予期不安といわれるものです。

 

予期不安の為に、一層発作が現われやすくなり、
週に何度も起こってしまうという人もいます。

 

身体には何の異常もない病気ですが、
こうした症状により日常生活には大きな支障が生じてきます。

 

電車に乗れない、車に乗れない、人ごみの多いところへはいけない。
更に症状が重たくなると、外出する事すら出来なくなる事もあり、
普通の生活が出来なくなる危険性があります。

 

 

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