現代のストレス社会の中では、無理をすれば日常生活を
続けられるような軽度のうつ病が増加傾向にあります。
多くの人が自分がうつ病だとは気づかないで、慢性的なつらさを
抱えながら生活を送っていると言われています。
うつ病というと、みなさんこころだけの病気と思っている人が多数なので、
身体に現れる症状、例えば疲れやすいとか、よく眠れない、食欲がない
というと内科などに受診することとなります。
しかし、内科では異常が見つかりにくい為、そのまま放っておくことも多いようです。
このような身体の不調が続く時には、こころの病気の可能性も考えられるわけです。
比較的症状が軽く、うつ病だとは気づきにくいものに「仮面うつ病」があります。
これは、頭痛や腰痛、肩こり、全身の倦怠感、微熱などからだの症状が強く現れるので、
うつ病だと気づきにくいものです。
もし、抗うつ薬を服用して回復するようなら仮面うつ病ということになります。
また、「季節性うつ病」というものもあって、これは秋から冬にかけて
うつ状態になるが、春には治ってしまう症状のことで、冬期うつ病とも呼ばれています。
体調不良で内科などで受診しても異常が見られない場合には、
こころの病気の可能性を考慮しましょう。